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小樽ビールでProst! 8月のピックアップ 「ドイツのビアガーデン」
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<自然の中でビールを飲む>
ドイツのビアガーデンは、林の中や公園のような場所、他には川や湖のそばなど、自然に囲まれた場所にあります。ビアガーデンの始まりは、まだ冷蔵庫がない時代のこと。夏に飲むビールを貯蔵しておくため、郊外の地下に貯蔵庫(ビアケラー)を作り、さらに土地の周辺に木を植えて地下室の温度上昇を防ぎました。植えられた木も育ち、人々は散歩の途中に木陰で休むようになったことから、この場所でもビールが飲めるようにしたそうです。今でもドイツの南部では、「ビアガーデンに行く」という意味で「ビアケラー(ビール貯蔵庫)の上に行く」と言う言葉が使われています。直射日光を遮り、木々の間を吹く風を感じながら、ドイツの人たちは、ゆったりとビールを楽しむそうです。

<ビアガーデンの条件>
ドイツにはビアガーデンとして認められる条件があります。ひとつは、ビアガーデンの敷地周辺に必ず木や自然があり、まさしく庭(ガーデン)のようなところであること。前の項でもご紹介しましたが、もともとビアガーデンは郊外の自然豊かな場所から始まったため、都心部であっても自然に囲まれた公園のような場所の中で、運営されています。ビールメーカーやビアホールが所有管理している私有地でありながら、市民が憩える公園であるのがビアガーデンなのです。ドイツの南部では、5月から10月までは毎日、冬の期間は晴れた温かい日に営業するそうです。ふたつ目の条件は、食べ物の持ち込みができること。その昔、人々はピクニックがてらビールの貯蔵庫に行っていたので、家からチーズやハムを持ってでかけ、ビールと一緒に楽しんでいたそうです。現在のビアガーデンでは食べ物も販売されていますが、昔と変わらずに食べ物の持ち込みができるところが多く、持ち込めない場所は人気がないそうです。ドイツのビアガーデンは私設の場所ですが、市民の誰もが利用できる憩いの場となっているのです。

<ビアガーデンはピクニック?>
ドイツの人たちは、よく散歩を楽しむそうです。1、2時間かけて歩いてビアガーデンに行き、ビールを飲みながら食事をして一休み。その間、子どもたちはビアガーデン内にある遊園地で遊び、大人たちはおしゃべりを楽しみながら過ごし、再び歩いて家へ帰るというのが、ドイツ南部の人たちのビアガーデンでの過ごし方だそうです。ミュンヘン市周辺にはビアガーデンがたくさんあり、ビアガーデンのはしごをする人も多いそうです。「ビアガーデンガイドブック」もあるほどで、そのガイドブックにはビアガーデンの場所や料理の内容、持ち込みができるかどうか、子どもの遊ぶ施設はあるかどうか、などが目で見てわかるように紹介されています。「1日でビアガーデンを回るルート」のほかにも、周辺に宿泊施設があるかどうかなども紹介した「2泊3日で回るルート」などもあり、週末の短い旅行としてビアガーデンめぐりを楽しむ人も多いそうです。

<おすすめビアガーデン>
数多いビアガーデンの中でも「ヘルシュ・ガーデン」はとても特徴があります。ヘルシュはドイツ語で「鹿」のこと。鹿が生息する公園がビアガーデンになっていて、近くまで鹿が寄ってくることもあるとか。肉屋さんが直営なので、ミュンヘンの伝統的な肉料理を全て楽しむことができるので、ミュンヘン滞在時間が短い方には特におすすめ。また「イングリッシュガーデン」の中にある「中国の塔」の周辺にあるビアガーデンも特徴があります。かつてドイツで中国ブームがあった頃、当時のミュンヘンの王様が公園の中に中国風の五重塔を建てたそうで、その塔の周辺にビアガーデンができたということで、ここも大変人気で、この場所だけで年間6000キロリットル(小樽ビールの年間醸造量2倍)のビールが消費されるそうです。さらに「フラオハー」もおすすめ。ここはミュンヘン郊外のイザ川沿いにあり、ミュンヘンから離れており 交通の便も良くないため、観光客がほとんど来ないそう。子どもの遊び場も広く、地元の人たちには非常に人気ですが、静かに過ごすことができます。ドイツのビアガーデンでは珍しく魚料理に力を入れているところで、中でも炭焼きのサバがお勧めです。
 
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